六甲山からの夕景・夜景
お盆休みの旅レポが終わってもまだ先月のネタが続きますが(汗)、8月最後の週末に出掛けた六甲山ドライブの模様をお送りします。
まだまだ残暑の厳しかった時節柄、その日はお天気もまずまず良かったこともあり、避暑を兼ねて午後から六甲山に上がってみました。
鳥のオブジェでお馴染みの天覧台。
目論見が外れて嫌な黒雲が上空を覆い始めていて、視界も少し靄のかかったようになっていましたが、それでもまだ海上には青空もそこそこ広がり、何とか眺望を楽しめるレベルは保ってくれていました。
大阪方面。
ふいにヘリコプターが現れ、こちらに向かって飛んで来ました。
何度も旋回してかなりの時間飛び続けた後、ポートアイランドの方へ。
登山客の救急搬送か何かだったのでしょうか。
それはさておき、大阪方面の眺望に話を戻しまして、こちらは大阪府庁咲洲庁舎(旧WTCコスモタワー)を中心とした南港エリア。
真ん中辺りに丸いドーム建築の「なにわ海の時空館」、右端にはPL教団のタワーも見えます。
日本一の超高層ビル(地上300m)を目指して建設中の「あべのハルカス」。
これが完成するまでは先ほどの咲洲庁舎が日本第3位なのですが、間もなく4位に後退ということに。
そして、大阪の大動脈・キタエリア。
空中庭園 の大阪スカイビルがちょうど良い目印になりますね。
少し前までは大阪駅周辺には、この大阪スカイビルの他は阪急グランドビルやアクティ大阪(現在はサウスゲートビルディングに改称)ぐらいしか目ぼしい高層ビルはなかったのですが、ここ数年の間に再開発が一気に進んですっかり雨後の筍状態。もうどれがどれやら見分けのつきにくい風景に変わってしまいましたね。
さて、大阪から今度はお膝元の兵庫県に目を転じまして、左に六甲アイランド、右にポートアイランド、神戸空港、そして、その遥か先には関西国際空港もうっすらと見えます。
決して見通しは良くなかったのですが、これだけ見えれば御の字ですね。
そして、神戸市街地方面。
そして、サッカー場(ホームズスタジアム神戸)が目印の和田岬。
大河ドラマ「平清盛」もようやく大輪田泊、福原に舞台が移って来ましたが、800年余り前に平清盛が心血を注いで築き上げた夢の跡がちょうどこの界隈に当たります。
1995年の阪神大震災で壊滅的な被害を受けながらも、その跡形を表面的にはほとんど見つけられないほどに復興を遂げ、なおもさらなる発展を続ける今のこの姿を見たら、当の清盛さんはどう思われるでしょうね。
さて、この日は車で来ていましたが、夜景まで見て帰るつもりで時間にかなり余裕があったこともあり、ふと興味を惹かれてケーブルカーに乗ってみることに。
六甲ケーブルには「クラシックタイプ」と「レトロタイプ」の2種類の車両があり、この日乗車したのは赤と緑の「クラシックタイプ」でした。
ケーブルカーは車内も階段式。
六甲ケーブルは全長約1.7km・高低差493.3m・最急勾配49.8%。
山麓から山頂駅までおよそ10分で結びますが、ちょっと予想外だったのはロープウェイとは違い、地に足の着いた乗り物でしかも谷間を走るため、走行中に見えるのはほとんど沿道の木々のみで、時折前方に神戸の街並みが見え隠れするぐらい。車窓からの絶景を期待すると肩透かしに遭います (-_-;)
中間地点で対向車とクロス。
あちらは緑と黄色の取り合わせの「レトロタイプ」ですが、これは阪神電車旧1形車と旧神戸市電をイメージしたものだそうです。
そして、あっという間に山麓の六甲ケーブル下駅に到着。
しかし、周りに何があるというわけではないので、ただ降りてみただけ(爆)。
折り返し次の便でまたすぐに山上へ戻りましたとさ (^_^;)
ということで、山上に戻った後は、六甲山ホテルでディナーをいただいてから極上の夜景スポット掬星台へ。
条件的には 前回の12月訪問時 には及びませんが、それでも真夏の夜景もやはり美しい~♪
神戸方面。
この日は土曜日ということもあり、午後8時を回っても多くのギャラリーで賑わっていて、三脚立てての夜景モード撮影も少々難しい状態でしたので(足元が板敷のデッキなので人が通る度に微妙に揺れるため)、今回はちゃちゃっと数枚だけ撮影して終了。
上空にはやや膨らみ加減の半月が上り、星も北斗七星などそこそこ見えていたのですが、1分の露光撮影ではほとんど写っていませんでした (^^ゞ
さて、掬星台だけでも十分夜景を堪能できたのですが、ついでに夕景を楽しんだ天覧台にも立ち寄ってみることに。
景色にそれほど大きな差はありませんが、東寄りに位置する分、大阪の灯が少し近いでしょうか。
そして、あの鳥のオブジェをシルエットで写り込ませるのが、こちらの定番ですね。
ということで、何度見てもその都度感動してしまう六甲山からの夜景。
清盛さんが残した遺産ともいうべき神戸の街を上から見下ろすことができるのも醍醐味の一つですが、しかし、山の上からばかりでなく、そろそろ神戸の史跡探訪にもまた出掛けたいところ。
そのつもりで こういうチケット も入手済なのですが、日中の気温が中々下がってくれないのですよね。最高気温が30度を下回るようになるのはいったいいつのことやら… (~_~;)
テーマ:夜景・イルミネーション - ジャンル:旅行
つちのこ様、お久しぶりです!
書き込みありがとうございます
北海道から神戸にお出かけだったとのこと。
敦盛さん関連でしたらやはり海方面ですね。
しかし、9月に入っているとはいえ、今年の関西は例年にない酷暑が続いていましたから、史跡めぐりも本当に大変だったことだろうとお察しいたします (^_^;)
六甲山はそれ自体は源平の史跡とはほとんど無縁ですが、山の上から福原の都や大輪田泊などの立地条件を俯瞰できるのがいいですよ。それに真夏でも下界よりはだいぶん涼しいところも。
夜景はケーブルカーやロープウェイの営業時間によってはちょっと難しい場合もありますが、晴れた日の昼間の風景ももちろん素晴らしいですので、次にお越しの節には是非おいでになってみて下さいませ (^_-)-☆
- 2012/09/14(金) 23:24:57 |
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- つちのこ
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以前、掲示板の方にコメントさせて頂いたつちのこと申します。
その節はご丁寧なレスをありがとうございました^^
神戸のお写真、素晴らしいですね!
実は私も今月の4~7日にかけて初の神戸旅行に赴いてまいりました。
私の場合、今回の旅は敦盛さん巡りが目的でしたので、
須磨寺や須磨浦公園など、どちらかと言えば海方面が主でした。
行く先々にはどこでも見る物がたくさんあって興味が尽きなく、
本当に神戸は良い観光地だなぁと感心した次第です。
手鞠様のお写真を拝見して、この次の神戸旅行では
ぜひ山方面を巡りたいものだという気持ちがふつふつと湧いてきました^^
今回は六甲山の方には全く行けませんでしたので、
日程の都合とはいえ、実に心残りです^^;
私は北海道在住ですので、気が向いた時にサッと行ける距離ではないのですが、
それでもまたぜひ、神戸は訪れてみたい町です。
連日猛暑に見舞われましたが、それでも余りあるほど素敵な良い思い出を
作らせて頂きました。
手鞠様の美しいお写真のおかげで、一層神戸への強い愛着が湧いてきそうです。笑
眼福をありがとうございます。
つちのこ拝