四季彩綴り

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丹波・但馬路の紅葉(4)出石・宗鏡寺

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  1. 兵庫
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氷上の岩瀧寺を後にして出石へ。
名物の皿そばをいただいて、安国禅寺のドウダンツツジに…と毎度のコースをたどるのですが、出石では前回お城には行っておりますので、今回はこちらの「宗鏡寺(すきょうじ)」を訪ねてみました。




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別名「沢庵寺」とも呼ばれる「宗鏡寺」。
その名のとおり、江戸時代初期の僧・沢庵和尚ゆかりのお寺です。




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門をくぐって最初にまず目を奪われるのが鐘楼前のドウダンツツジの生垣。





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盛りは過ぎていたようですが、安国禅寺の額縁とはまた違った見せ方に感動しました。
なお、こちらの鐘楼は実は山門でもあるというちょっと変わった仕様になっています。





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こちらが本堂。
宗鏡寺は足利義満により南北朝が合一された同じ年の元中9年(1932)に山陰地方の雄・山名氏の菩提寺として創建されましたが、織田信長の但馬征伐による山名氏滅亡と共に荒廃し、江戸時代に入り出石城主の招きを受けた沢庵和尚により再興されることに。

沢庵は元々出石城下の生まれで、父は山名氏の重臣でしたが、沢庵が8歳の時に山名氏が滅亡して浪人となり、2年後の10歳の時に出石の唱念寺で出家し、14歳でここ宗鏡寺に入寺。その後、京に出て大徳寺に入りやがて「沢庵」の法号を得て、37歳の時には大徳寺第154世住持に出世したものの、わずか3日で大徳寺を去るなど名誉欲には執着なく、元和6年(1620)に郷里の出石に戻り宗鏡寺に庵を結んだと言います

まあ、沢庵さんと言えば、後水尾天皇の御世の「紫衣事件」や「たくあん漬け」の考案者、あるいは剣豪・宮本武蔵の師匠的人物(これは小説家の創作のようですが)というのが一般的な認識でしょうかね。



それはさておき、この本堂は南側と東側に二つの庭を有しています。




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まずは南側から。




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緑の苔と黄葉の対比の美しさに、ほんの少し紅葉も顔をのぞかせる簡素なお庭。





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そして、東側は目の覚めるような紅葉・黄葉が最盛期を迎えていた池泉観賞式庭園。
沢庵和尚の作庭と伝わる鶴亀の庭です。





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京都の寺院の庭園にも負けない洗練された造りのお庭に出会えて、ちょっと鳥肌が立つほどでした。





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沢庵和尚お手植えと伝わる侘助椿。
朝鮮出兵の折に加藤清正の軍に配属されていた出石城主が持ち帰った椿と言いますから、京都の龍安寺の方丈にある侘助(こちらは加藤清正が献上と言われています)と同様のものでしょうか。





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庭の横の石段を上り振り返りざまに見下ろした紅葉も素敵でした。




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庭のちょうど真上辺りにある石塔や石仏。





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ここから見下ろすと緑の苔の上に見事な敷き紅葉が。




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散ってからまだそう時が経っていないものが多いようで、葉は傷みも少なく色も鮮やか。
ほんに美しい~♪





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一方、石段脇にはどんぐりも多数。
これもまた秋らしい風物ですよね。





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さらに石段を上って行くと墓所に。
手前にずらっと並ぶのは歴代住職のお墓で、この奥に沢庵和尚の塔が建っています。




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沢庵は墓碑は無用との遺言を残していたようですが、ここ宗鏡寺の他に東京品川の東海寺にも墓所があるようです。





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朝からどうも曇り続きの空模様でしたが、一瞬差し込んだ強い日差しに紅葉も刹那の輝きを見せてくれました。




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境内の一番奥にあるのが沢庵が過ごしたという庵「投渕軒(とうえんけん)」。
昭和43年(1968)に復元されたもののようです。





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投渕軒の隣には心字池を中心にしたこれも沢庵作庭と言われる庭があります。
この辺りの紅葉はまだ少し早かったかな?




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日差しはあるけれど、午後3時を回り太陽が大きく傾いたための薄暗さ。
秋の日の短さを実感させられます。




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本堂庭園の裏手にある開山堂。
山名氏の時代の正真正銘の開山・大道一以禅師を祀る御堂ですが、花頭窓に欄間がはめ込まれているのもちょっと珍しい仕様。




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扉には一対の獅子が彫り込まれています。
宗鏡寺で一番古い建物とされ、豊岡市の文化財に指定されているようです。

ということで、紅葉の一番美しい時期に訪れられたことで、より強い印象を残した宗鏡寺。
いやホント、同じ訪れるなら秋のこの時期にこそ、是非ともお勧めの場所ですよ (^-^)

【撮影日:平成23年11月23日】


《メモ》
  宗鏡寺 【地図】
   豊岡市出石町東條33
   TEL:0796-52-2333
   拝観料… 大人300円(高校生以上)
   拝観時間… 8:30-16:30(12/31~1/2は閉館)




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