四季彩綴り

法隆寺

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長谷寺の冬牡丹 を見に行った帰りに、小学生の頃以来、ウン十年ぶりの法隆寺へ。
日本の世界文化遺産登録第1号がここ法隆寺だったことは皆様ご存知でした?





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一番最初の入口の南大門。
長谷寺での曇天モードから一転、青空が見えて来ました。





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お正月が明けてもう半月が経っていましたが、境内の至る所にまだ門松が。

さて、法隆寺さんと言えば世界最古の木造建築で知られ、境内は角から角まで国宝尽くし。





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まずは中門(国宝)。





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厳めしい阿吽の仁王様がお出迎え。
こちらももちろん「日本最古」の金剛力士像になります。

なお、中門は本来第1エリアの「西院伽藍」への入口ですが、通常は柵で閉ざされており、拝観は向かって左手にある通用口へ回ります。





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いずれも国宝の五重塔と金堂。





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反対側からも…。

法隆寺は聖徳太子の父用明天皇が自身の病気平癒を願って建立を発願。しかし、造営途中で崩御し、その遺命を継いだ推古天皇と聖徳太子の手により完成を見たというのが通説となっています。





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木造五重塔として現存するものでは世界最古とされる五重塔。
燃えやすい木造でありながら、1400年余という気の遠くなるような長い歳月を経て、今なおここにこうして建っていることは奇跡ですね。

奈良の観光名所の中でも一つポンと離れていて若干不便なところもありますが、市街地から少し距離を置いたこの地にあったればこそ、南都焼討にも巻き込まれず難を逃れることができたのでしょうから、ホント何が幸いするかわかりませんね。





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そして、同じく国宝の金堂。
本尊の釈迦三尊像を始め多くの仏像が安置されている聖堂ですが、こちらの金堂の名を世に広く知らしめたのが昭和24年(1949)の火災。折しも昭和の大修理で解体中であったため、初層内陣の壁と柱の焼損のみに留まりましたが、日本仏教絵画の代表作として世界的に評価もされていた壁画を焼失し、これが文化財保護法制定の契機ともなったと言います。

国宝の諸仏は現在もこの中に安置されていて、内部を拝観することもできます。





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金堂の上層部には卍くずしの勾欄。
そして、四方には龍の彫刻があしらわれた柱もありますが、この柱は創建当初からあったものではなく、後年の補強工事で付加されたものと見られています。





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五重塔と金堂の奥にあるのは大講堂。





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平安時代の再建ですがこちらも国宝です。





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燈籠にも龍。
辰年には持って来いのあしらいですね (^-^)





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西院伽藍を出まして、これまた国宝の聖霊院。
聖徳太子の尊像を祀る御堂で、尊像は毎年3月22日のお会式(御命日法要)の時にのみ開帳される秘仏となっています。





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宝物館の大宝蔵院への道すがらのサザンカ。

大宝蔵院の拝観も最初に支払った拝観料に含まれており、夢違観音や玉虫厨子など学校の教科書や資料集に載っていたあの名宝の数々がガラス越しながら間近に拝観することができます(もちろん撮影禁止)。





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大宝蔵院は東西二つの宝殿から成り、その間に建つのが百済観音堂。
大宝蔵院は平成10年(1998)の完成と言いますから、国宝建築物目白押しの中にあってはやや浮いた存在ですね。





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そして、最後に東大門をくぐり東院伽藍へ。





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参道に植えられた桜並木は今は冬枯れの侘しい姿ですが、春の盛時にはさぞかし華やかなことでしょうね。





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彩りの少ない冬の華はこちらの真っ赤な実。
遠目には本当に花が咲いているように見えました。





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「上宮王院」とも呼ばれる東院伽藍。
かつて聖徳太子の住まいのあった斑鳩宮跡に建立されたもので、その中心を成すのはご存じ「夢殿」です。





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八角円堂の「夢殿」。
何とも風流なネーミングですが、これは聖徳太子が禅定(いわゆる座禅)して夢を見るための聖所という意味合いから来たものと考えられているようです。何せ夢を見ながら(瞑想しながら)魂を遠く唐の国まで遣わし、得難い貴重な経典を取って来たというようなトンデモ伝説も残す聖徳太子ですからね (^^ゞ

ただし、ここ上宮王院は聖徳太子の子・山背大兄王を襲った蘇我入鹿によって焼かれており、現在の夢殿は天平時代(奈良時代)に建立されたもの。よって、聖徳太子の時代に実際にあったものがどのようなものであったかは全く不明です。





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内部に祀られているのは聖徳太子等身と伝わる国宝観音菩薩立像(救世観音)。
春(4/11-5/18)と秋(10/22-11/23)の特別開扉の時期にのみ見られる秘仏です。

東院伽藍への参道の桜並木も気になりますし、夢殿の周りにも枝垂れ桜が植えられていましたので、タイミングが合えばお花見を兼ねて春の特別開扉の時期に再訪できたら…などと思案しております。

そのためには少し桜の開花が遅れてくれた方が好都合? (^_^;)

【撮影日:平成24年1月14日】


《メモ》
  法隆寺 【地図】
   奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
   TEL:0745-75-2555
   拝観料… 一般1000円、小学生500円(西院伽藍内、大宝蔵院、東院伽藍内共通)
   拝観時間… 8:00-17:00(11/4~2/21は16:30まで)




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テーマ:史跡・歴史的遺物 - ジャンル:学問・文化・芸術


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